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落語関係の最近のブログ記事

小島さん(小島君ではなく惣菜屋さんのほうね)が教えてくれたんですが、千葉の佐倉というところで笑生さんが独演会をするみたい。

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日にちは10月9日、つまり今週の金曜日ですね。
佐倉ってどこだろう?ってgooglemapでみてみたらココ↓らしい
成田の手前ですね。


大きな地図で見る

行きたいところですが僕はスケジュール的にちょっと難しいかな~
料金も安いし、京成沿線お住まいの方等は行ってみるといいんじゃないでしょうか?
第五回桂笑生独演会にいってきました。

見てて思ったんですが、いやぁ笑生さんの手ってホントににセクシーですねぇ

と、今回は特に「唐茄子屋」を楽しみにしていきました。
僕としては笑生さんの唐茄子屋、とても良かったです。
なんていうか、オリジナリティという言葉の意味と重みを感じたような。
唐茄子屋は僕も何人か有名な方のCDにあるのを聴きましたが、笑生さんの唐茄子屋は誰のものでもなく、笑生さんだけの唐茄子屋だと、そう思いました。
笑生さんのホントの心持はまぁわからないけど、相変わらずまじめで誠実な感じで落語への向き合い方、これから真打にあがる心意気というか挑戦というか、そんなようなものを感じたような。
唄うたってましたしね。心意気ですよ。
ま、なんとなくの僕の思い込みですけどね。
芸の事なんて良くわかってないしね。

落語だけじゃなく、芸の道、いや商売でもきっと同じ所はあるとおもうんですが
世の中、売れるとか認められるという事は大切だと思います。
ビジネスなんかでは目に見えて、結果を出す事、つまり売れる物を作る事、売れる物を売る事が正しい手法で優れているという事になってますよね
違うってとこもあるでしょうが、経済は今でも結局はやっぱりそこだと思います。
結果は、たしかに大事なことであると思います。
しかしこの世をつつむこの理論は皆同じにしようという力にもなって、なにも考えないで頑張ったら、地位と金だけが基準の人間を製造する事につながり、そしてその通りの世界観。
確かに結果は大事ですが、しかしやはり自分らしさは必要だと思います。
成功、結果を出す、いいですね。地位、名声、金、素晴らしいですね。
しかし、それは自分らしさを発揮して自分らしさの上に手に入れたものでなくてはならない。
人の世で生きる以上、自分以外の人間に認められることは大事な事です。
どんなに優れた物を持っていても、誰にも知られる事無く、また誰にも認められないのなら、人の世に存在しない事に等しいと思います。
結果を追い求めて結果を出す事は、自分以外の人に認められる為の技術や手法で、経済ってのはほとんどがその基準で動いているように感じます。
しかしそれだけにおぼれて結果をだしたとしても、人には褒められるでしょうが、自分はどっかに置いてけぼりのような気がします。
まぁもしそうなったら人は色々と自分を言いくるめて納得するんでしょうけど。
そんな言い訳すら正しいとして手法になってたりしますけどね。
逆に人に認められず、ひたすら自分のやりたいことだけをやっていても、それは上で書いたように人の世で生きている意味がない。
人の世からは離れられない以上、人から認められなければ。
だからどっちも満たさなきゃダメなんでしょう。
自分らしく成功しなければそれは成功ではない。

と、ようするにこんな壮大な事まで考えてしまうくらい笑生さんの唐茄子屋はよかったです。
笑生さんからは、自分の落語をしようという心意気を感じたんです。
結果を求めながら、自分らしさの追求をする。
自分らしさって難しいですよね、きっと本当に自分らしくあろうとあり続けなければ解らないことっぽいです。僕は僕の自分らしさなんていまだにわかりませんし。
笑生さんの唐茄子屋は笑生さんらしかった。
つまり笑生さんが自らこれが俺の唐茄子屋だ、と、これが自分らしさだ、と表現したわけで
という事はかなり自分らしさと向き合って到達した物なんだな、と思うわけです。
これがプロでしょうね~
心意気ですよ。
もっともっと自分らしさと結果の追求をしていって、もっといろんな面を見せていただきたいと思いました。

次は今度の連休中の22日の「期日限定!福袋演芸場 第72回不況を吹き飛ばせ!景気のいい噺特集」のトリに笑生さんが出るみたい。
う~ん、いまだに寄席にいけてないし、しかも1500円だし、知らない演目ばっかだし、これは行ってみたいな~
しかし一般に連休とはいっても火曜日、、僕は休みではないな~
なんとか二部からでもいってみるとか。。
と、笑生さんの演目は佐々木政談ですか~
政談っていうと大岡越前が必ずといって出てきますけど、この噺は題名どおり佐々木さんなんですよね
ん?笑生さん、政談好きなんですかね?いや子供の役がすきなのかな?いやたまたまか。
行きたいな~聴きたいな~


唐茄子

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かぼちゃの事を唐茄子といったりするそうです。
関西の人は「なんきん」といますね。
上の画像は川口屋の店先になっている唐茄子です。

さて、唐茄子というとやっぱり(?)落語。
「唐茄子屋政談」
とても良~い話で、僕の好きな演目の一つです。
どんなストーリーかというと
何一つ苦労をしらない大家の若旦那、吉原で道楽三昧の末、両親、親戚一同に大口をたたいて勘当され初めて自分の無力さに気がつき、「自分をだれも相手にしてくれないもう死んでしまおう」
と川に身を投げようとしたところを偶然とおりかかった叔父さんに救われるところから始まります。
この若旦那はめちゃくちゃダメ人間でとにかく弱い。
それでも叔父さんをはじめ周りの人達の暖かさを受けながら、努力や働く尊さを知っていきます。
そして裕福だった自分が思いもよらなかった、自分なんかよりももっと苦しい中で一生懸命に生きている人達を目の当たりにすることになります。
それがきっかけで事件が起きる。。。
一言でいってしまえば、弱い本当にどうしようもない若旦那の成功、というか更生物語。
弱さ故に普通の人が当然にできる仕事も若旦那にはものすごく過酷なものとなり、また弱さ故にそれに押しつぶされてしまうが、叔父さんをはじめとした周りにいる人の人情がとても暖かくそれを助け、若旦那は真人間に変わっていく。

これって自分で商売をはじめてすっごく苦労してきたような方には、自分と若旦那がかさなってみえたりするんじゃないかな
事業とかを始めた頃、自分が未熟だった故にうまくいかなかった事、その時人に受けた暖かさをおもいだして泣けてくるかも。。。

何しろめちゃくちゃ良い話なので一度は聞いて欲しい噺です。
とくに事業を自分で立ち上げて頑張ってきた方には初心を思い出すような良い機会になるかもしれませんよ。お勧めです。

さて、と、ここで今月最終日曜に迫りました、桂笑生独演会!!
今回の演目はそう!「唐茄子屋政談」!!
これは聴かないといかんでしょう~

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笑生さんは唐茄子屋をいったいどのように表現してくれるのでしょうか?とても楽しみですね~。
弱々しい若旦那なんかはかなり良い感じになると思うな~
きっと笑生さんらしい素敵な唐茄子屋になるでしょう。
個人的には笑生さんはどんどんこういった大物の演目を振り回して欲しいな~と思っていますので
「唐茄子屋政談」をかけるというのを知った時は嬉しかったです。
笑生さんは間違いなく実力はありますし、もっともっと無理めな演目でもやり切れるとおもうのです。
笑生さん、謙虚でまじめで、その人柄がよくあらわれた芸でホントに素敵です。
でもむしろ笑生さんには、もっと根拠の無い自信というか、なんというかそんなオーラみたいな押し切っちゃう感というか、そういう部分がもっとあってもいいような気がするんです。
実力に見合った自信を外にだすようなら、なんていうんですか「化ける」ってやつになるような。
なんて、なんも知らんくせに生意気な事を書いてしまって申し訳ないです。
しかしそれでも言わせていただくと、オーラを出せるようになってから大物を振り回すのではなく、オーラを出せるようにちょっと無理目な物を強がってでも振り回す、これをするからこそ身につくのではないかと思うんですよね。
だから笑生さんには過去の名人といわれた方々が得意としていたような大物演目をばんばん振り回して欲しいと思うんです。
そのうちに笑生さんが内に秘めている自信が表にも出てくるようになるんではないかな、と。
だからこそこの「唐茄子屋政談」は本当に楽しみです。
ホントに生意気な事を書いてしまって関係者の方がみていたら本当に申し訳ないです。

まぁ結局のところ何がいいたいかといえば、今回の独演会は聴きにこないと損ですよ!是非皆さん一緒に行きましょう!
と、いう事です。

築地に配達に行く途中、昭和通りから晴海通りを左折、閉館までタイムリミットカウント中の歌舞伎座の前を通って、東劇の前も通っていくんですが、今その東劇で「牡丹燈籠」がやってるようで看板がかかってます。
牡丹燈籠は落語を聴き始めたときに好きになった話なので、「おおっ牡丹燈籠!」と思って調べてみたら「シネマ歌舞伎」という物らしいですね~
落語を聴くようになって歌舞伎にも興味がでて、一度は観てみたいと思っていたし(まぁ生の歌舞伎ではないのでちょっと違うでしょうけども)
なによりこのシネマ歌舞伎の牡丹燈籠には、僕のまだ聞いたことの無いストーリーも入っているんですよ。
牡丹燈籠といえば一番有名なのが新三郎とお露のストーリー、で僕の聞いた円生百席ではこのあと伴蔵とお峰のストーリーに続いていくわけですが
たいてい落語でやるとしたら新三郎お露編で終わり、やったとしてもやはり円生師匠と同じ伴蔵お峰編までなんじゃないかな?
でも実はこの牡丹燈籠、真景累ヶ淵と同じ、かの三遊亭圓朝の作品。
こんなもんでは済まないとんでもなくナガ~イ話なのです。
時系列でいうと新三郎お露編と同じくらいになるのかな?お露の生家である飯島家の話があるようなんですよね、そもそもお露は飯島家の財産を狙ったお国と源次郎の策略によって新三郎が死んだと思い込み、そのショックが元で死んでしまったんでしょう。
お国と源次郎によってお露の父親は殺され一人娘のお露も死に、飯島家は断絶。
しかし仇を討ち飯島家再興を目指す飯島家の家来(名前がわからん)がお国と源次郎を追っていきます。
つまり新三郎お露編と伴蔵お峰編のストーリーの裏というか、同時にお国源次郎編から仇討ち編が進行しているわけです。
そして最終的にはこの二つのストーリーが重なり、仇討ちが成功し飯島家を再興するところまである、、のかな?
あれ?最後の仇討ちって、実は弟子が自分を追っていた事に師匠が先に気がつき、自分を討たせるってのそうだっけか?円生百席で読んだような。。
まあなにしろそんな感じで全部やったら絶対に真景累ヶ淵より長くなるだろ、というくらいのボリューム。
ある程度(もしかしたら全部の)ストーリーが入っているかもしれない、間違いなくお国編は押さえてあるのは間違いないようなので
「シネマ歌舞伎 怪談 牡丹燈籠」観てみたいんですわ~

歓喜の歌2007

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小島屋さんから貸していただいていたDVD
立川志の輔師匠の「歓喜の歌2007」をみました。
正直、僕はどちらかというと新作より古典落語が好きで、志の輔師匠も「抜け雀」を聞いてこの間「メルシー雛祭り」を見ましたが、メルシーひな祭りのより抜け雀のほうがいいなぁと思ったし、やっぱり古典のほうがどっちかというと好きだなと思っていたんですが。
この「歓喜の歌2007」は素晴らしいと思いました。
これは是非いろんな人に見てもらいたいですね~
落語で勉強なんて、、、落語を為にしようなんて思わないで、バカバカしいものなんだからさっぱりと笑って楽しむもんだ。
という事は確かにあるとは思いますが
落語の一面としてやはり優れた演目の中にはバカバカしい」だけでなく、実際かなり勉強になるような事、胸に残るような事があると思います。
この歓喜の歌2007は時代の描写、現代の人々の生活が生きていて、そして今の社会問題の風刺というんでしょうか?無責任な人が多くなった今の世の中をうま~く笑いを入れて、人情噺としてよく表現されています。
色々な事柄で「そんなもの俺の所為じゃないし」といった人、多いですよね~
そんなホントに身の回りでよく見かけるような、そんな無責任なとある公民館の管理主任が、あることに気が付き変わっていく様子が表現されます。
どんな仕事でも共通するような大切な事、それは仕事に限る事ではなく、人を想い人の為に何をするかという人間そのものの基本的な事につながっているんだ、というような。。。
今の世の中で足りないそんな事。
老若男女多くの人に「歓喜の歌」を見て欲しいですね~
きっとなにか心に留める物があると思います。
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