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伯母さんの愛はどこに?「劇団東演 カース伯母さんの愛」

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昨日は下北沢にある東演パラータへ、
「カース伯母さんの愛」を観てきました。

劇団東演 カース伯母さんの愛

良かったですね~、とても。
逃げ場のない状況で絶望を突きつけられたとき、人はどうするのか?、、というような。

僕はこの作品で好きなところは、まさに題のカース伯母さんの愛を感じるシーン。
シーンといっても実は劇中で実際に表現はされていない、カースのアメリカ生活時代のところ。
きっとカースがアメリカにいた頃、本当にカースの生活は愛に溢れていたし、けっして裕福ではないし苦労ばかりだったけれど自分らしい幸せの中で生きていた。
そんなカースのアメリカ時代。
たしかその部分の描写は全くといって無く、直接表現されていなかったとおもうんですが、確かにそのカースのアメリカ生活時代が明確に感じられて見えたわけです。
きっとアメリカでのカースは心から笑顔だった、実際にブローチをもらってうれしくて泣いたりね。
そこにカース伯母さんの愛を感じた、と。
あれ?今頃気がついたんですが、これって「カースの愛」じゃなくて「カース伯母さんの愛」、「伯母さん」ってことは視点としてカースの弟の息子ってのが大事なのか?あとそれから三幕の喜劇ってなってるけど、三幕なの?そして喜劇、、これは悲劇じゃないのか、コメディタッチってこと?
まぁそれはおいといて、アメリカでの、傍からみればどん底だけどそれなりに愛に溢れ幸せだったカース、それがなにかリアルに今の自分に重なるような最も共感できる気がしたわけです。
僕だけではなくきっと人間みんなそんな風に毎日をいきているんじゃないでしょうか?
そしてその幸せが終わりを告げ、カースには絶望が襲いかかる。それがしかも今までと同じ愛をもっているが故だとしたら。。
しかもカースは老い、物理的、精神的に弱くその絶望に対して抗うことはできない。
そこが現実にでもだれにでもありえるところで恐ろしいところですね。
逃げ場のない悲しみや絶望に襲われたら人はどうするのか?
そういったときに唯一残された逃げ場は夢の中、心の中しかないのかもしれません。
そしてそれが唯一の愛を持ったままできる選択なのかも。
逃げ場の無い悲しみ絶望によって心の中へ逃げる、、って考えてみれば、今の世の中は年寄りだけでなく、肉体的精神的に力のあるはずの若者にまでそういった状況にある人が多いのではないでしょうか?
まぁこんな風に色々と思わせる、心にふれてくる素晴らしい舞台でした。
時間と場所、現実と空想が複雑に絡みあう、だけどうまくまとめてバランスよくみせる表現も面白くて素晴らしいと思いました。

次の東演の舞台「臨時病室」も見に行こうと思ってます。

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コメント(2)

最後の方しか観れず、残念。
感想も的外れだったかなぁ(;o;)

ありがとうございます!
バタバタでしたねぇ~
しかし来ていただけまして本当に良かったです!正直今回は無理だと思いました。。
感想も少ない材料にもかかわらず、自分のネタを織り交ぜた素晴らしい物だったと思います。
いやぁさすがですわ~
また近いうち、今度はうちのがいるときに来てください、熱い話をしながら飲みましょう~
ありがとうございました!!

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